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2026/08/10 10:54

このたびCITUCAでは、日々の暮らしのなかで感じる女性の体や心の変化、年齢とともに気になりはじめることについて、やさしく綴るエッセイ・コラムをお届けしています。

今回のテーマは、「萎縮性腟炎」と「ケアオイル」についてです。


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更年期を迎えた頃から、

「以前よりデリケートゾーンが乾燥する気がする」
「下着が擦れて気になることが増えた」
「トイレのあとにヒリヒリすることがある」

そんな変化を感じることはありませんか。

デリケートゾーンの悩みは、人に相談しづらく、
「年齢のせいだから」と我慢してしまう方も少なくありません。

近年では、こうした更年期以降の変化を表す言葉として
「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」という概念も広がりつつあります。

また、そのなかの代表的な症状のひとつとして知られているのが
「萎縮性腟炎」です。

今回は、更年期以降の女性に起こりやすい体の変化と、
毎日の暮らしのなかで取り入れられるケアについてお話ししてみたいと思います。




GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)という言葉


GSMとは、2014年に国際女性性機能学会と北米閉経学会によって提唱された比較的新しい概念です。

正式には「Genitourinary Syndrome of Menopause」の略で、
日本語では「閉経関連泌尿生殖器症候群」と訳されます。

少し難しく聞こえるかもしれませんが、簡単にいうと、
閉経や更年期以降の女性ホルモンの減少によって起こる、
デリケートゾーンや尿路のさまざまな変化をまとめて表す言葉です。

デリケートゾーンの乾燥やかゆみ、性交時の痛みだけでなく、
頻尿や尿もれ、繰り返す膀胱炎などの尿路症状も含まれます。

つまりGSMは、ひとつの症状を指す言葉ではなく、
更年期以降の女性に起こりうる複数の不調をまとめた総称なのです。




萎縮性腟炎はGSMの代表的な症状のひとつ


「GSMという言葉は初めて聞いたけれど、萎縮性腟炎なら聞いたことがある」
という方もいらっしゃるかもしれません。

実は、GSMと萎縮性腟炎は同じ意味ではありません。
萎縮性腟炎は、GSMに含まれる代表的な症状のひとつです。

女性ホルモンの減少によって腟や外陰部の粘膜が薄くなり、
乾燥しやすくなることで、炎症や痛み、
ヒリヒリ感などが生じる状態を指します。

また、現在では「萎縮性腟炎」という呼び方が一般的ですが、
以前は「老人性腟炎」と呼ばれていました。

しかし、この呼び方には抵抗を感じる女性も多く、
加齢だけではなく女性ホルモンの変化が関係していることが明らかになったことから、
現在ではGSMという考え方が広く用いられるようになっています。

名称は変わっても、多くの女性が経験する可能性のある
体の変化であることに変わりはありません。




乾燥や違和感は日常生活にも影響する


デリケートゾーンの乾燥は、
目に見えない場所だからこそ見過ごされがちです。

けれど実際には

・下着が擦れて気になる
・長時間座ると違和感がある
・トイレのあとにしみる
・性交時に痛みを感じる

など、日常生活のさまざまな場面に影響することがあります。

症状の程度には個人差がありますが、
「我慢するもの」と思い込んでしまうことで、
悩みを長く抱え込んでしまう方も少なくありません。

だからこそ、体の変化に気づき、
自分自身をいたわる視点を持つことが大切です。




ケアオイルという選択肢


顔が乾燥したら保湿をする。
手が乾燥したらハンドクリームを塗る。

それと同じように、
デリケートゾーンにも保湿という考え方が少しずつ広がっています。

更年期以降は、
これまで気にならなかった乾燥を感じることもあります。

そんなとき、
毎日のセルフケアのひとつとして取り入れられているのがケアオイルです。

デリケートゾーン専用オイルでやさしく保湿することで、
違和感や乾燥によるかゆみ症状の軽減につながります。

大切なのは、特別なことをするのではなく、
自分の変化に気づき、
いたわる習慣を持つことなのかもしれません。




更年期以降の身体と、やさしく付き合うために


更年期や閉経後の体の変化は、
多くの女性に訪れる自然な変化のひとつです。

一方で、「年齢だから仕方ない」と我慢する必要はありません。

気になる症状がある場合は、
婦人科などの医療機関へ相談することも大切です。

そして日々の暮らしのなかでは、
洗浄や保湿などのセルフケアを取り入れながら、
自分の体と向き合う時間を持つことも選択肢のひとつです。

更年期以降の人生を、より心地よく過ごすために。

ケアオイルによる保湿習慣も、
その小さな一歩になるかもしれません。




さいごに


更年期以降のデリケートゾーンの乾燥や違和感は、
決して特別なことではありません。

けれど、見えない場所の悩みだからこそ、
一人で抱え込みやすく、
「仕方ないこと」と諦めてしまう方も少なくありません。

今回ご紹介したGSMという言葉は、
これまで個別に語られていたさまざまな不調を、
女性ホルモンの変化によるものとして捉える新しい考え方です。

そして、そのなかの代表的な症状のひとつが萎縮性腟炎です。

体の変化を正しく知ることは、
自分自身を大切にする第一歩でもあります。 

必要に応じて医療機関へ相談しながら、
毎日のセルフケアも無理なく取り入れてみる。

そんな積み重ねが、
これから先の毎日をより快適に過ごすための支えになるかもしれません。

CITUCAもまた、女性の体の変化に寄り添いながら、
毎日のケアを応援する存在でありたいと願っています。

CITUCA エッセイ・コラムでは、
これからも女性の体や心に寄り添うテーマをお届けしていきます。

今後取り上げてほしいテーマがありましたら、ぜひチャットで教えてください。

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